はしけんブログ
社長の独り言
last update 2008/10/12 19:31

新着情報

ジャンル




 
HOME > ウォッチ紹介

プレステージスポーツS526M

ケンテックスブランド創設10周年記念モデルとなるプレステージスポーツモデルS526Mを紹介します。

すでに雑誌等に一部紹介されてますがその究極のスペックと価格のリーズナブルさから時計ファンからの反響が強くこれまでにも多くの問い合わせをいただいています。

この場でその魅力の詳細をさらにお伝えします。

プレステージ3D

これがほぼ最終となる時計の顔です。昨年から何度も何度も細かい点を変更し試行錯誤した結果こうなりました。

一見普通の顔です。

ところがこの時計はケンテックスのこれまでの技術を総結集した究極の実用時計と言える時計です。

極めてへビーデューティな時計なのですが外見はビジネスや日常普通に使えるようサイズもあまり大きくせずあくまで時計としての実用性に徹しました。

時計としての機能性を追及しながら美しさを同時に融合させた本格プレステージウォッチの登場です。外見はエレガンスを保ちながら中身は強健なボディを持つスーパーマンです。

まさにケンテックスのDNAを引き継いだブランドの顔といってもいいでしょう。

ではそのスーパースペックを以下に説明しましょう。

1.マイクロガスカプセル

トリチウムガスを充填したマイクロガスカプセルを採用した自己発光型イルミネーションシステムにより約15年以上の発光を継続します。

スイスMB(マイクロテック社)によって開発された極めて明るいものでまったくの暗闇の中でも最高の視認性を確保します。映画館や真夜中の車の中など日常生活の中でも威力を発揮します。

トリチウムは放射性物質のため日本国内の規制値925Mbq以下の基準値内の仕様となっており文字盤にT25表示をしています。

2.超強化耐磁性能

携帯電話など時計の精度に悪影響を及ぼす磁気が発生する最近の生活環境の中では時計を磁気から守る耐磁性能は必要かつ、かなり実用性の高い機能です。

S526Mは軟鉄製のインナーケース構造を採用することで64000A/mと言う高い耐磁性能を確保しています。

文字盤にも軟鉄ベースを張った二重構造を採用しムーブを磁気から完全に遮断します。

JIS規格では1種耐磁時計(4800A/m),と2種耐磁時計(16000A/m)と規定されていますが携帯電話に密着した状態で30000A/m以上の直流磁気が発生することもある現代生活ではすでにこの規格は不十分と言えます。

S526Mはうっかりバッグの中で一緒にしても安全と言えます。

3.耐衝撃性能

インナーケースの外周および底部に防水用パッキンとは別にNBRゴムを配置することで外部からの衝撃に対し通常よりも高い耐震性を確保しています。

径方向に対しては特殊な形状をした樽型パッキンを複数並べる方式を採用することで耐震性を高め落下衝撃時にもムーブを保護する構造となっています。


プレステージ構造3
プレステージ構造2プレステージ構造1

4.オールチタン

軽量でタフ、そして人体にもやさしくアレルギー反応のないチタンをケース、バンドに採用しています。

私などはステンレスでも時折腕がかぶれてしまいます。チタンは軽い上にそういったかぶれの心配も要らないのでまったく実用性の高い材質と言えます。

また寒い冬の日の朝など時計をつける時に冷たくなっていていやな思いをしたことがありませんか。 この点チタンは冷たくならないといった特徴も持っていて本当にからだにやさしい材質です。

直径約40ミリの時計ですが重さはほとんど気になりません。今チタン材は高騰しておりなかなか時計にも使いにくくなってしまいました。ますます貴重品になります。

5.ETA2824自動巻きムーブメント

スイスの傑作ムーブであるこのムーブは2万8800のハイビートで精度も高くかつ信頼性も抜群です。これまでも数多く採用していますが優れたムーブであることが立証されています。

ケンテックスの顔と言えるこのプレステージスポーツモデルに相応しい高性能ムーブです。

6.サファイアクリスタル

トップガラスには傷のつかないサファイアを採用しました。内面には無反射コーティング処理が施され視認性は一段と高くなります。また極めて強度が高いのでガラスが割れるようなことはほとんどありません。

以上説明しましたように時計としての機能性を徹底的に追及した上でさらに高級時計としてのスペックと美しさを併せ持った本格プレステージスポーツウォッチです。

流行に左右されないライフスタイルに根ざしたまさに本物時計を追求した結果がここにあります。

これだけの性能とスペックでありながら価格は73000円(税込み76650円)に抑えました。   このスペックでこの価格は間違いなくお買い得であると自信を持って言えます。 

 これだけよくばった機能の時計はなかなか出ませんが仮にスイスブランドから出れば50万円以下はないと思います。

今回100個のみ限定製作(限定ナンバーつき)ため一部の時計マニアの方のみにしか入手できませんがこのブログを読まれた方は先行予約を受付ますので興味のある方は早めの予約をお勧めします。

なお10月からの発売となりますが9月末までに先行予約された方にはプレミアム特典としてケンテックスオリジナルクリーニングクロス、バンドアジャスター、ケンテックスステッカー(バイクなど雨天可)の3点を差し上げます。

予約お申し込みは以下のメールアドレス宛に、住所、氏名、電話番号を明記の上、送信してください。

kentex@kentex-jp.com

プレステージスポーツ予約係

私自身もこの時計はどうしても欲しい時計のひとつです。社内でも欲しがっている人間が多いのでかなり希少な数になると思います。


〜ケンテックスプレステージスポーツ〜
『クラフツマン(CRAFTSMAN)』★先行予約申し込み方法★
※先行予約特典(3点セット)
●ケンテックスオリジナルステッカー 
●ケンテックスオリジナルクリーニングクロス
●バンドアジャスター
●「シリアルナンバー」希望受付(※)

★先行予約特別特典といたしまして「ご希望のシリアルナンバー」のモデルをお届けいたします。
※お詫び
ご予約数が多くなってきており、ご希望のシリアルナンバーをご予約頂く事が困難になって参りましたので「ご希望のシリアルナンバー」の予約は締め切らせていただきます。何卒宜しくお願い致します。


●お名前
●ご住所
●お電話番号
●ご希望のシリアルナンバー「第一希望」「第二希望」「第三希望」以下

お問い合わせ 
ケンテックスジャパン 
TEL 03-5846-0811
広報担当 丹羽(NIWA)まで
E−MAIL niwa@kentex-jp.com



2007コンフィデンスの紹介

今年はケンテックスブランドをスタートして10年になります。

ケンテックスの定番モデルとして人気のあるコンフィデンスシリーズを今年復活させます。

これまでスイスETAの高級ムーブを塔載し、機械式ファンの方にとっては魅力がありましたがどうしても価格が高くなってしまいました。

最近のケンテックスファンの方にはあまり機械式になじみのない人も増えてきているのではないかと思いますのでこの辺で入門編として手軽に買える自動巻きを企画しました。

日本製の自動巻きムーブとなりETA2824に比べると若干精度は落ちますが基本品質はしっかりしており信頼性がありますので安心して使えます。

それでもケースやバンド、ダイアルなどはこれまでのコンフィデンスと同じ仕上げ、質感を確保していますのでムーブにこだわらなければかなりのお買い得価格設定となっています。

機械式はクオーツのように月差何秒という精度ではなく一日に何秒も進んだりしますがそれでも精密機械が生き物のように動く様は見ていて飽きない魅力があります。

今度のモデルには自動巻きのローター(回転錘)にケンテックスのロゴと唐草をデザインした模様をレーザーで彫刻しています。裏ブタ側から見ると薄いブルーのガラスから見えるローターがちょっとした驚きです。。

自動巻き時計は携帯しないと止まってしまいますが毎日使うことによって愛着が湧いてくるものです。

これまで機械式を使ったことのない人もまずはひとつ試してみませんか。

使ってみるともしかして時計が好きになってしまうかもしれません。



ケンテックスの顔、新スカイマン ナビゲーション

スカイマンナビ BKスカイマンナビ BK,WHスカイマン ナビBL、WH2002年に仙台在住のパイロットの方から頂いたメールによってケンテックスが本格的なパイロットウォッチを開発したのがスカイマン4の始まりだった。

それは単なるデザインだけでなく本当にパイロットにとって納得できる細部の機能にまでこだわった精度の高い目盛りを持った腕時計の開発だった。

現役パイロットからの要望を取り入れながら実際に使い勝手の良い優れたパイロットウォッチといえる時計を開発するために社内でも多くの時間をかけてこのプロジェクトに向き合った。

こうして完成したのが2003年に発売された初期スカイマン4である。

このモデルの開発で一番難しかったのがベゼルと連動して回転するインナーリングつきのケース構造である。

インナーリングはガラスの内側、つまりケースの内側である。

これまでの常識では到底考えられない難しい構造である。

しかも防水性を確保しなければならない。しかしこれが成功すればいつまでも目盛りが劣化せずクリアーなスケールを維持することができる。これはパイロットからの要望であったしパイロットウォッチとしては原点ともいえる重要なものでありなんとしてもものにしたいポイントであった。

ケンテックスはあえてこの難題なテーマに挑戦しそして開発に成功することができた。

この構造は現在でも他社では真似のできない極めて製造が難しいケースである。

この開発ストーリーはホームページ内のスカイマンPRO7750に記されている。

現在ではこのスカイマン4がケンテックスの代表モデルとして多くの時計ファンやパイロットの方から高い支持を得ている。またこのモデルがベースとなり歴代のブルーインパルスや今度の新作となるワールドタイムなどの派生モデルが次々と生み出されている。

そして今ではすでにケンテックスの顔となっているスカイマン4だがそのDNAを受け継いで今回新たに開発されたのがスカイマンナビゲーションだ。

まずムーブが新しくなっている。これまでスカイマン4ではスイスISAのクロノムーブで30分計だったものが日本製の非常にハイスペックの信頼性の高いクロノムーブを採用した。

クロノムーブとして必要なセンタークロノ秒針のほかに6時側インダイアルが1/20秒計測で12時と9時のインダイアルがそれぞれ60分計、12時間計とより本格クロノ機能となっている。(ちなみにバルジュー7750とほぼ同じインダイアルの位置と機能となっている。)

さらにアラームのON/OFF表示針(赤色針)があり7時側のボタン(赤ペイントつき)で簡単にセットできる。

6時位置のインダイアルは4時側のボタン操作で通常時刻秒針に切り替えられる。

文字板はこれまでのスカイマン4代々の人気モデルを参考に再アレンジしてブラック、ブラック/ホワイト、ブルー /ホワイト の三つの顔に集約している。

いづれもデザイン的にバランスよくまとまっている。

ブラックモデルにはケースベゼルに超硬質のIPブラック(イオンプレーティングめっき)処理を施し傷のつきにくい精悍で引き締まったブラックフェイスとなっている。

インデックスはスーパールミノバをのせた大き目のアラビア植え字で見やすい。回転リングの文字も読むことを意識したすっきりとした大きい文字となっており実際に手にとって見るとその視認性のよさに驚くはずだ。

ケースの厚みも搭載したムーブの違いによって若干薄くなっており、ベゼルを薄くできることでサイドからのルックスがさらにバランスの良いものになっている。

またこれまでガラスをぶつけてひびが入ってしまったとの声もいくつかあったためガラスのカーブ曲率を変更して出っ張りを抑えることでこの点の改善も図っている。もちろん両面カーブはそのまま確保しているので斜めからの文字の視認性のよさは従来どおり確保されている。

実際のパイロットからも高い評価を得ている。  まさに使い勝手の良い完成度の高いパイロットウォッチといっても過言ではない。

これだけの完成度で値段は据え置いているので非常にコストパフォーマンスの高い時計といえる。

他社では簡単に真似のできない構造であることからこれからも多くの時計ファンやパイロットから支持されていくケンテックスの顔となる作品となるだろう。



新トウールビオン試作品の紹介

バーゼルフェアーに出品した新しいトウールビオンを紹介します。

ムーブは前回の2針タイプを搭載していますがケースとダイアルが新しくしたものです。

ケース横には唐草模様をイメージしたエッチングパターンを入れました。ダイアルにはブラックMOPを宇宙に見立てたベースにダイアモンドのスターと11個のダイアモンドインデックスが全体を美しく輝かせています。

また9時側のムーンはスーパールミノバをNDフレームで囲ったもので薄暗くなると浮き上がる仕掛けになっています。

ブラックMOPの神秘な輝きがなんとも壮大な宇宙のイメージを想像させてくれます。

題して”ムーンスター”。

バーゼルでの評価はかなり人気がありました。

今年の夏以降の発売を予定しています。



トリチウムガス管の視認性の実験

暗闇の状況の中で実際にどの程度視認性があるのか実験してみました。

1.試料;トリチウムガス管を使用したクラフツマンと比較対照の意味でランドマンミリタリー(黒文字板)の2個です。

2.照射;曇り日でしたが約一時間程、室内窓の近くで蓄光。

3.暗闇状況設定;室内で黒い布で覆い暗い状況を設定。

4.撮影;NIKON D80 MANUAL

撮影スタート朝10;22です。

こんな感じに並べて撮影です。右がクラフツマン。

一時間経過後;まだ蓄光の視認性はあります。

約二時間半経過後;露出の関係で実際より少し暗く写ってますが何とか蓄光の時刻はまだ読めます。

約四時間半経過後;蓄光はほとんど肉眼で時刻の読み取りはできなくなりましたがトリチウム管ははっきりと時刻が分かります。12,9,6時は蓄光のため見えなくなりました。

約七時間経過後;トリチウム管は継続して発光しています。

八時間経過後ですがこの後はずっとこの明るさが持続します。

実験結果所見;

実験スタート直後の段階ではスーパー蓄光はかなり明るく時刻がはっきり読み取れる。

明かりを取り込む蓄光状態でのばらつきはあると思われるががかなりな暗闇の状況下ではスーパー蓄光の場合2時間で見えにくくなり、4~5時間ではほとんど時刻の読み取りが難しくなるがトリチウム管の場合は完全に真っ暗な状況の中でもはっきりと時刻を読みとれることが確認できた。

またトリチウムの自発光は約20年以上も継続する。



トリチウムマイクロガスの安全性とクラフツマンの完成度

S526Mクラフツマン(プレステージスポーツ)に採用されたイルミネーションシステムはまったくの暗闇の中でも20年以上発光を持続するもので画期的なものです。

夜間での視認性は従来の蓄光方式に比べ段違いに高くなります。

ただ放射性物質であるためここでその安全性について触れておきたいと思います。

結論から先に言いますと人体には無害な設計になっています。

これはスイスMBマイクロテック社が開発したイルミネーションシステム(特許)で自己発光物質であるトリチウムガスをわずか0.25ミリ程度のガラス管の中に特殊な技術で封入し放射線が外部に漏れない仕組みになっています。

このガスカプセル(ガラス管)を文字板や針に接着により取り付けています。

仮に破損してガス漏れがあったとしても極めて微量で人体に被害が出ることはありません。大量を一気に取り込まない限り問題はありません。

また空気に触れたとたん他の物質と結びついて空気中に安定化します。

時間とともにヘリウムガスに変化します。

携帯電話の電磁波やタバコの方がもっと実害があるのではないでしょうか。

トリチウムは放射性物質のため国内基準では925Mbq(メガベクレル)以下となっています。

クラフツマンはこの国内基準内に抑えており文字板にT25表示をしています。

参考までにトリチウムの半減期は12,35年となっています。20年で約33%、25年たっても約23%の自己発光効果が持続します。

クラフツマンは12時、9時、6時のアラビアインデックスをスーパー蓄光としそれ以外をトリチウムとしていますので暗闇に入った瞬間はアラビア文字が明るく、時間がたつとトリチウムが全くの暗闇でもはっきりと時刻が分かるという、いってみれば両方のいいとこ取りをしていると言えます。

クラフツマンは究極の実用性をめざしたコンセプトです。

時計として必要な本当の機能をさまざまな角度から徹底追求するという理念から始まりました。

しかし初めからタフウォッチにあるデカ厚のごつさでなく普通に携帯しても付け心地のよいスマートなデザインでありたいとも思っていました。

その点大きさも考慮し、チタンという軽く丈夫で人体にやさしいアレルギーのない素材を採用しました。

私自身ステンレスでも時折かぶれたりするのでその点チタンだと安心して夏でも使えます。

デザイン、性能、機能面においてその完成度は私がこれまで開発してきた時計の中では間違いなくトップレベルにあると確信しています。

ケンテックスブランドをスタートしてちょうど10年になりますがその節目に時計メーカーとして誇りを持てるモノを世に送り出すことができると思っています。



クラフツマンプロは本当に買い得か?

ケンテックス10周年を記念した、時計メーカーとして誇れる時計を造りたい。

メーカーとして本格的なプレステージウォッチを造りたい‥

その強い思いからこのアイデアが私の中でスタートしたのが2006年の5月頃でした。

当時を少し振り返って見たいと思います。

プレステージウォッチの条件とは何か?

その辺から調べ始めました。

ある雑誌でプレステージウォッチの特集をしている記事を見つけました。

そこには有名ブランドのプレステージと言われるいくつかの時計が紹介されていましたがなんとプレステージの時計は8角形であることがポイントだと言うことが書いてありました。

確かに!

かの有名な時計の多くが8角形をケースまたはベゼルにモチーフしているのが多いことがあらためて分かりました。

それ以来私の中でどう8角形をデザインに取り入れるかがテーマになりました。

しかし私の個人的な感性として8角形の時計と言うのが若干抵抗がありなんとか丸の形をうまく入れながら全体に調和したデザインになるような形を模索しました。

日本人の感性にはやはり落ち着いた丸の形状が一般的に受けいれられるのではないかというのが私の見方です。

余談ですがヨーロッパのモデルにはこれでもかと自己主張したデザインが多く圧倒的に個性が強いですが日本の時計メーカーにはこういったデザインは少ないですね。

日本のモデルはやはり無難なデザインにまとまっています。一因として日本人(日本のマーケット)のコンサバなところがあると思います。

この辺を考慮しながら奇をてらわず長く持ち続けられるデザインを志向しました。

そしてもちろんデザインだけでなく時計としてのスペックが本格的でなくてはプレステージとは名ばかりになってしまいます。

この時計では基本コンセプトとして時計としての実用性の高さを主題にしました。

時計本来の究極の実用性とは何か?

それを徹底的に追求しようと試みました。

まずムーブはやはり傑作といえる安定した性能を発揮するETA2824を採用。

そしてこの優れたムーブをいつまでも維持するために強い磁場から守るための本格的な耐磁性能であること。

これはランドマン3で培った軟鉄インナーケースを採用することで64000A/mの耐磁能力が可能です。

日本のJIS規格である耐磁時計2種規格が16000A/mですがこれをはるかに超えるレベルになっています。

携帯電話を日常使用する今の生活環境ではすでに2種規格といえども規格自体が時代遅れではないかと私は思います。

そして機械式時計の強敵である万が一のショックから守る耐衝撃構造。

ETAにはすでにムーブ自体に優れたアンチショック構造が採られていますがプレステージと言うからには普通のショックではないレベルにも耐えられる構造にまで欲張りたい。

そこで考えたのがたる型の小さいゴムパッキンを複数個(8個程度)ケースとインナーケースの間に緩衝材として配置することで強い衝撃を吸収する構造です。

同時に裏蓋側にも上下方向の衝撃を抑えるゴムパッキンを防水用のパッキンとは別に配置しています。

そしてさらに重要な視認性についても。

これまでスーパー蓄光を採用した時計をたくさん造ってきました。

暗闇でかなり明るい視認性を発揮しますが完全な暗闇の中ではやはり時間がたてば見えなくなってしまうのは避けられません。

それと文字板には生産上の技術的理由で蓄光塗料の厚みに限界があるので針の明るさに比べるとどうしても見劣りする欠点があります。

本格的な視認性を追求するとなるとどんな暗闇の状態が長時間続いてもはっきりと時刻を確認できる半永久的な視認性が欲しくなります。

そこで採用したのがスイスのMBマイクロテクスが開発したトリチウムガスを封入したガラス管を採用したマイクロガスルミナイトシステムです。

20年以上も自発光を続けるものでもともとは軍用に開発されたものです。

当社としてはすでにOEMでは製造していたのでこの技術は持っていました。

ただ小売価格との兼ね合いで使うかどうかは慎重になっていました。

しかし究極の実用性を考えたときたとえ真夜中の車の中や屋外であっても長時間の視認性を確保できることはプレステージと言うからには必要だと言う決心にいたりました。

実際に自分で試作品を携帯していた時に映画館の中で時間が分かる便利さをあらためて実感しました。

しかもスーパー蓄光との併用で実際の使用ではかなり明るく実用的なレベルになっています。

ガラスはいつまでもクリアーな視認性を確保できる傷のつかないサファイアクリスタルを使用。

ここまでのスペックですでにスイスの某有名時計にも負けないぐらいの時計になっています。

もうプレステージウォッチと言っても充分恥ずかしくないレベルになっていると言えます。

しかしここでもうひとつ材質にこだわりました。

ここまでくればステンレスでもいい時計になると思いましたがさらに重さと耐アレルギーにもこだわりました。

たとえ耐磁性がありいい時計であっても重いのは日常使う場合にどうなのか。

やはり適度な軽さのほうが実用性は高いと言えるのではないだろうか。

それに私自身ステンレスベルトを何日か続けて使用しているとかぶれることがある。

自分が分かっているマイナスは取り除き最高で完璧な時計を造るべきだ。

その思いもあって値段がさらに高くなることを承知でチタンにこだわりました。

正直いってチタンは高いです。過去数年でかなり高騰しました。材料費だけでなく加工上も難しくその分高くなります。

もう普通の時計ではチタンを採用することはほとんどなくなっているのが生産現場の現状です。

後の話ですが今では、結果的には妥協せずチタンを採用して良かったと思っています。

こうして2006年9月の香港でのインターナショナルウォッチフェアですでにほぼ現在のデザインに近い形での試作品を展示発表しました。

そのときにはETA自動巻きのほかクロノグラフ(クオーツ)も展示しています。

それからさらに試行錯誤を重ねモデルのリファインをして2007年4月のバーゼルでも展示発表しました。

日本の時計誌でも記事となったので時計ファンの方の注目と関心を集めました。

何せそのスーパースペックから見ても断然スイスブランドに比べて割安ですからね。

その後雑誌やネットでも大変話題を提供したクラフツマンプロですがようやく生産が完了しお客様の手に届くことになりました。

わづか100個の限定品となりますがこの時計には私の強い思いが入っています。

この時計は極めて完成度の高い優れた時計であると自信を持って言えます。

この時計を入手できる人はたったの100人ですがきっとその期待を裏切らないものと確信しています。

これだけのスペックで7万円台はリーズナブルを通り越してかなりのお買い得であると信じています。

時計の知識のある方ならこのスペックでこの価格は正直言って驚愕するレベルでしょう。

本音はもう少し高い価格にして、これだけ時間を掛け努力した分だけもっと会社に利益を貢献したいところですがだからといって利益なしでやっているわけでもありません。

あくまでケンテックスの理念である”いいものをリーズナブルに”を通しました。

私はあえてスイスブランドに対抗しているつもりはありませんが実は今のスイスブランドの価格はいったい何なのかと言う思いはあります。

なぜスイスブランドであればめっぽう高い価格が市場で通用してしまうのか。なぜ日本の消費者はそれを受け入れるのか?という疑問はあります。

時計の場合特にこの傾向が極端に強いと感じます。

日本の場合競って発行されている時計雑誌が一方でそれを煽っていると言っても過言ではないと思います。

そこには本当の時計の評価ではなく資本の論理と言うかやはりお金(宣伝費)でこういったメディアが動かされている(記事を書いている)事実は見逃せません。

確かにブランドは長い年月を経てできているものでありそれが安心感とステータスとして高いブランド料を払ってでも欲しがるのは人情です。

本当に実力のある価格に見合ったブランドもあります。

しかし時計の実力と価格が本当に見合ったものなのかと言う疑問で見る人はまだ少ないようです。それを正確に見極められる人も少ないのが現状でしょう。

私のような時計の製造に何年もの長い間漬かっている作り手側の人間からみればある程度は時計のレベルは分かります。

今のスイス勢の時計の設定価格は正直言って納得できません。設定価格が高すぎます。

よく言えばマーケティングに成功している。

が‥うがった見方をすれば消費者を騙しています。

それがビジネスだと言ってしまえばそれまでですが高い宣伝費の乗った時計を買っている日本の消費者はもっと賢くなって欲しいと願うのは私だけでしょうか。

話がシリアスになってしまいましたがそういった私の日本の時計市場に対する疑問が今回のこのクラフツマンの開発とその価格に反映されていることもひとつです。

スイスブランドでなくてもこれだけの時計ができるのだと言うことを多くの時計ファンにも知ってもらいたいと思います。

ついでに述べますが今、世界の時計製造の現場は圧倒的に中国(おもに広東省南部)にある工場で作られているのをどの程度の人が熟知しているでしょうか。

多くのスイスブランドがケースやバンド、文字板などその部品の多くは中国の工場で作られています。

その結果今の中国の時計の製造技術は時を経てかなり高くなり、ほとんどの日本人の想像を超えたレベルと技術でモノが作られています。

私はその製造現場に近い立場にいますから、その実態が良く分かっています。

世界のブランド時計は実は香港からそのパーツが出荷されている事実を以外に知らない人が多いようです。

そのパーツをスイスで最終組み立てをするだけでSWISS MADEにできますから多くのブランドは当然マーケティング上の理由でそうします。

普通はそうしますよね。商売ですから。

ただケンテックスは中国に自社工場を持っておりそこで最終組立てを行っています。

最終組立て地の違いのみで香港、中国にも優れた組立て技術は育っていますから、裏返せばスイスメイドでなくとも同じレベルの高い品質の時計が香港出荷の時計にもあると言うことです。

こうした背景からハイスペックの時計が香港から出てきても決して不思議ではないのです。

さて長くなりましたがタイトルにあるクラフツマンは本当に買い得か?

という刺激的な質問に対する答えは購入された方に出していただきたいと思います。

予約されたみなさんお待たせしました。もうすぐ時計が届きます。

使用された感想を是非このホームページ内にある購入者の声にぜひご意見をお寄せいただきたいと思ってます。

買って大いに満足したと言う声をいただければ企画開発した人間にとってこの上ない幸せです。励みになります。

また買って不満足という声が多ければ大いに反省し、次に満足してもらえる時計作りに精一杯努力させていただきます。

皆さんの声をぜひお待ちしていますのでよろしくお願いします。



クラフツマンプロの感想

MERRY CHRISTMAS!

時がたつのは本当に早いですね。今年もあと一週間となってしまいました。

香港にいるとクリスマス時期になってもあまり寒さを感じないためついつい年の瀬もうっかり忘れてしまいます。

でも香港のイルミネーションはそのゴージャスぶりと美しさは目を見張るものがあります。ぜひチャンスを見つけて九龍から見る香港島の海越しに見る夜景を堪能してみてください。

100万ドル以上の価値がありますよ。

さて本題に入ります。

今年はケンテックス10周年を記念したクラフツマンプロを発表して多くの皆さんから購入してよかったといううれしい報告を掲示板や購入者の声にたくさんいただきました。

クラフツマンプロは本当に買い得か?という投げかけに真剣に応えてくれたファンのみなさんありがとうございます。   

 心から感謝いたします。

購入した大方の人が満足していただけたようでうれしく思っています。

ものづくりはやはり本当に情熱と気持ちが入ったときにそれが形として生まれ、それを使う人に伝わっていくものだと言うことが実感できました。

作り手として今後のものづくりの励みになります。

これから時計を使い込むことによってさらにその良さが実感できたらまた報告してもらえるとうれしいです。

ただ残念ですが若干の不満の声もありました。

それはトリチウムガス管の曲がり指摘があったことと、バンド長さの調整が人によってはぴったり行かなかったことがあげられます。

これについては私自身も満足していません。これは今後のモデル製作の反省材料にさせていただきます。

バンドの長さ調整に関しては半駒(長さ)追加の設定をすべきでした。

今回100個限定でしかも、事前に限定ナンバー希望の受付をしましたが今回が始めての試みでした。

ケンテックス購入者に対するサービスのつもりでしたが結果的には反省しています。

ものづくりというのは常に100%パーフェクトにできることはありません。

限定ナンバーを個人別に予約段階で決めてしまったためにすべての人に時計を遅らせずに渡さざるを得ない状況から最後は多少のばらつきも流動せざるを得ない事情がありました。

不本意でしたが、不満のあった方にはこの場においてお詫びいたします。

今後は事前の限定ナンバー予約は100%パーフェクトな製品を出すために控えさせていただくことにしたほうがいいと考えています。

その後このクラフツマンプロについて再生産の問い合わせがいくつか入っています。

これだけのスペックのものをたった100個しか作らないのも正直惜しいですがだからこそそれだけの価値があると言えます。

しかし来年になって引き続き皆さんの復活の声が強ければまた少量での生産の可能性もあるかもしれません。

ただし仮に復活の場合でも現状ETAムーブの入手が困難な状況から極めて少量の限定になると思います。



2008バーゼルフェア新作

2008年のバーゼルワールドが4月3日から始まります。

つい先日バーゼルが終わったかの感がありますが月日がたつのは本当に早いですね。

さて今年もケンテックスはバーゼルに出展します。

今年のKENTEXの新作をこのブログを見ている方に一足早く紹介しましょう。

これまでスカイマンやランドマンシリーズの新作が次々と出る中でマリンマンだけが新モデルが出てきませんでした。

それはダイバーウォッチの開発は負荷も高くそう簡単には開発できない難しさがあったからです。

次に出す時は30気圧以上の本格ダイバーにしたかったしデザイン的にもなかなかイメージがまとまりませんでした。

昨年からいろいろと試行錯誤し何度もデザインを変えていたのですがようやく形をほぼ固めてその試作品を製作中です。

バーゼル直前ですが初めての完成サンプルがようやく上がります。

ここではそのスケッチを紹介します。

概要を説明するとケンテックス初となる300m本格潜水防水仕様となります。

プロダイバーの使用を想定した潜水用ダイバーウォッチです。

ムーブメントは今のところ3針タイプクオーツか自動巻きかどちらかを考えています。

クオーツの場合10年BTの長寿命デイトつきを想定、自動巻きの場合は日本製の3針デイトつきとなります。

クロノグラフはクオーツとなります。

機械式ファンの要望の方が多ければ自動巻きとなりますのでみなさんの意見を待っています。

興味のある方どしどし私宛メールをください。

hashimoto@kentextime.com

300mの潜水防水なると加圧防水性だけでなく長時間の耐浸漬性や外圧に耐えられる耐圧性などの頑丈さが要求されます。

さらにはヘリウムガスの侵入を防ぐ高密度設計も要求されてきます。

またダイバーウォッチとして重要な機能は深い海中の暗いところでも確実に時間を計測できる視認性です。

そこでこの時計にもクラフツマンで採用したトリチウムガスカプセル発光システムを採用しました。

全くの暗闇でも確実に時間を読み取れる究極の視認性といえる安心設計です。

スーパー蓄光との併用で日常生活の使用でも使いやすい時計となっています。

もちろん逆回転防止ベゼルつきで分計測の目盛りつき、強固なねじロックりゅうずです。

デザイン的には当初ベーシックなアイデアから始まりましたが次第に変化し最終的にはモダンなハイテクイメージのデザインにしました。

本格プロ仕様でベーシックなデザインは日本の時計メーカーほか各社から出ています。

なので、KENTEXはこだわりを随所に入れた独自性のあるデザインを目指しました。

本格潜水仕様ながらもちろん日常使用でも魅力のある時計にしたいと考えています。

ケース径は43ミリと大ぶりで圧倒する迫力と存在感のある時計になります。

バンドは22ミリのステンレスと黒の強化樹脂のコンビとなるメタルバンドとオプションとして

ウレタンベルトも用意します。

生産は秋以降になる予定です。

まだ生産には入らないので仕様の変更は今のところフリーです。

このダイバーズウォッチに興味のある時計ファンの方、どんなご意見でも歓迎します。

質問やこんな時計にしてもらいたいという希望、コメントをどしどしお待ちしています。

hashimoto@kentextime.com まで気軽にどうぞ、ご意見を待ってます。

4月2日追記)

サンプルが上がりました。

バーゼルフェアに先駆けこの場で一部紹介します。

仕様は最終決定ではありません。



2008バーゼル発表 新作

今年のバーゼル発表新作をブログをチェックされている人に紹介します。

目玉は先にも紹介したケンテックス初となるマリンマンシリーズの300m本格潜水防水モデルです。

これまでは200m強化防水でしたがいよいよ300mに挑戦です。

本当に潜れる本格潜水時計を目指します。

エアースクーバでの300mですが耐磁、耐衝撃に加えて視認性もダイバーウォッチには要求されます。

ちなみに視認性の点ではクラフツマンで開発した高輝度自発光のトリチウムガス発光システムを採用します。

これによりどんな状態でも時間経過が読み取れる視認性を確保できます。

加えて耐外圧性いわゆる頑丈でなければ本格的なダイバーズウォッチとはいえません。

ただしケンテックスの場合はただ頑丈で無骨なだけではなくふだん使いでもしたくなるような先鋭的なデザインを目指します。

今回発表のモデルはすでに満足できるレベルになっていますがすがこれからさらに試行錯誤をくわえてまだ変化していくと思います。

ムーブは三針タイプ自動巻き(国産)とクロノ(クオーツ)を予定しています。

生産はまだ先になりますが年末から来年春にかけての販売になると思います。

まだ時間があるのでこのブログを読んでいる方のご意見を待っています。

特にダイビングファンや潜水を職業にしているプロの方たちからのご希望やコメントを歓迎しますのでよろしくお願いします。

次に昨年ケンテックス10周年を記念して開発発売したクラフツマンプロの復活版です。

昨年は僅かに100個限定のためこのブログで紹介した後に雑誌が出る前に予約で埋まってしまいました。

雑誌で初めてクラフツマンを知り購入希望の方が多かったのですが残念ながらご希望に添えませんでした。

ムーブメントの入手が極めて限られているため今回も88個という超少数限定となります。

前作との違いはトリチウムがグリーンからイエローに変わり夜間での発色がより目立ちます。

また秒針が中央から赤となり前作より鮮やかな雰囲気となります。同時にダイアルリングの秒目盛りも赤としました。

裏蓋の限定ナンバーも88個限定のNO.01/88〜となります。

ETA2824モデルはおそらくこれが最後になります。

私が本当に自信を持ってお勧めするケンテックスの歴史に残る逸品です。

これは6月初めごろからの発売となります。どうしても気になる方は早めの予約をしてください。

数が少ないため今回も早期に完売になると思われます。

社内でも欲しい人間が多いのですが私自身も絶対に一個は確保しておきたい時計です。

そしてクラフツマンのクロノ版(クオーツ)の登場です。

これはかなりシャープで精悍な顔に仕上がりました。

バンドもステンと黒の強化樹脂のコンビで時計の顔と良くマッチしています。

ダイアルには黒のカーボンを採用しました。

クロノ機能は20分の1秒計測(12時側)で6時側の2針が12時間と60分の計測ができます。

生産は同時進行しているのでこれは6月半ばからの発売となります。

クロノモデルは500個限定ですのでショップでの販売もできる数量です。

ぜひお店でもチェックしてください。



クラフツマンプロ2  完売御礼

時計ファンのみなさん、そしてクラフツマンを支持していただいたみなさんありがとうございます。

私自身が驚いていますが今回もあっという間に予約で埋まってしまいました。

ムーブの入手が少数のためわずか88個限定でしたがそのせいもあってか担当からメルマガを発行した一週間で約40本の予約でした。

その後も日々増加し先日5月末の雑誌腕時計王が発売された時点でもう残り僅かの状態になってしまいました。

腕時計王のクラフツマンの記事をみて早めに予約された一部の方のみが入手できるという貴重な時計になりました。

今回入手できた(幸運な?)方はぜひその後の使用感や感想をお聞かせ願えるとうれしいです。

前回に比べて若干値上がりとなっていますがなにぶんムーブの入手価格がはね上がっていることもご承知の上ご理解いただきたいと思います。

この時計は私が自信を持って販売できる実用時計としての傑作と自負しているものですのでどうか末永くご愛用いただければ幸いです。

さてこの次は何が出てくるのかな という気の早い方もいらっしゃるかもしれませんね。

この次が出るとすればそれはもうクラフツマンの7750とかのレベルですね。

でもそれはムーブの入手がもっと難しくなりますから夢のまた夢になります。

でも仮にそれが可能になったら本当にすごい時計になりますね。

まさにスイスの有名時計ブランドにも負けない時計になります。

これは私自身のひそかな夢としてひとまず大切にしまっておきたいと思います。

夢が現実になりそうな場合はここで早めにお知らせしたいと思いますので時折このブログをのぞいてください。

めったに更新されない勝手きままなブログですが時折いいニュースも入っていることもありますよ。

それでは使用後の感想などお待ちしてます。

またこうしたらいいというアイデアやご要望もご遠慮なく入れてください。



待望のマリンマン3がついに登場です!

これまでマリンマンシリーズの新製品がなかなか出て来ませんでした。

が、それには分けがありました。

それは次にマリンマンを開発するときは本格的な300m潜水防水が出来なければやらないという私なりのこだわりがあったからです。

本格ダイバーモデルというのはデザインも含めて本質的に製造の負荷がかかり新製品の開発期間も長くなりがちです。

その結果これまでファンの方からの次のマリンマンの期待の声がありながらも長い間新製品は出せませんでした。

ここにきてやっと300m潜水防水の開発のめどが立ち、テスト結果も満足できるレベルになったので満を持して発売することにしました。

12月発売に向けて現在生産に入っていますがその概要をこのブログを見られた方に一足早くし紹介します。

防水仕様はJIS1種で規定する空気潜水防水で水深300m以上の耐圧性能をクリアーします。

もちろん安心して潜れます。

これまでの20気圧防水構造とは違う新構造をとっています。

一般構造では潜水後の浮上時にガラスが外れる事故が起こることがありますがこの構造ではガラス外れのない構造を採用しています。

ケースはSUS316Lステンレスでベルトはステンと黒の強化樹脂の駒を取り入れデザイン的にも斬新です。

43ミリの大ぶりケースと重厚感が周囲を圧倒する大迫力!です。

ただしビッグサイズであっても腕へのフィット性はもちろん考慮しています。

裏ブタには軽くて丈夫、しかも腐食にも強くアレルギー性のないチタンを採用することで同時に少しでも軽量化を図りました。

ダイバーだから重くてよいとい発想ではありません。

デザインはご覧のとおりこれまでのケンテックスの殻を打ち破ったかのような思い切った斬新でシャープなモデルとなっています。

回転ベゼルには6箇所の星型の加飾ピンを打ち込み、大きめなアラビア文字の内側に60分割の分刻みが入っています。

ベゼル外周には黒IPをかけた大き目のラチェットが入りベゼルの回転がスムースに出来ます。

そしてやはりこのモデルのデザインポイントはケース3時側のラウンドされたリュウズガイドにあると思います。

この特徴的なリュウズガイドが一見してケンテックスのマリンマン スーパーダイブであることを見る人に印象付けるはずです。

さらに文字板と針にクラフツマンで採用した技術のトリチウムガス発光システムを採用、いつ何時でも時刻が分かる究極の視認性ははずしていません。

文字板の型打ちによる彫りの深いパターンもケース、バンドを含めた全体のバランスのなかによくマッチしたデザインとなっています。

ムーブは信頼できる日本製の自動巻きを搭載します。

これだけのスペックでありながらかなりコストパフォーマンスの高い価格設定にすることができるのは日本製のリーズナブルなムーブ価格によるものです。

スペックや性能的に判断すればスイスムーブ搭載した場合に比べかなり割安でお買い得モデルといえるでしょう。

発売は今のところ12月からを予定しています。

300本の限定品です、

ケースバックには001/300からの限定NOがつきます。

次回にこのモデルのさらなる詳細について紹介します。

乞うご期待!



マリンマン3 スーパーダイブの解説

12月に新発売する予定のマリンマン3についてさらに詳細の説明をしたいと思います。

少し技術的な内容になるかと思いますが興味のある方は読み進んでください。

このモデルの特徴を以下にポイント別に述べます。

1.JIS300m潜水防水仕様

JIS規格では潜水防水を1種(空気潜水)と2種(飽和潜水)に分けて規定しています。1種はボンベで潜るもので200mまでの規定となっています。

実際には人間が潜れる限界はせいぜい100mでしょう。

2種の飽和潜水はヘリウムガスを人体に取り込んでから深海に潜水する職業潜水士向けのものですが一般の実用向けではないのでここでは省略します。

JIS1種では潜水用ダイバーウォッチとして以下の項目を規定しています。

1)判読性;いわゆる水中の暗いところでも30cmから時刻が読める視認性です。

2)耐磁性;ある程度の磁界に耐える性能が要求されます。

3)耐衝撃性;一般時計よりも強い衝撃に耐える性能が要求されます。

4)耐塩水性;海水での使用に耐える耐食性

5)水中作動性;規定の深度でも時計の作動に問題ないこと。

6)耐外圧性;簡単に壊れない頑丈さと耐圧度

7)加圧防水性;静圧での加圧テスト(呼称*1.25)をクリアーすること

8)耐浸漬性;水中での長時間浸漬に耐えること。

これらの項目をすべて満足しないと本来のJIS1種潜水防水とはいえません。

いわゆるダイバーウォッチというのは普通の時計よりもかなり強固なものであることが要求されるわけです。

ちなみにISO規定よりもJISのほうが若干厳しくなっています。

このほかにもベゼルの目盛りは60分割の読み取りができることも規定しています。

潜水用ケース構造

300m防水を実現するにはガラス部とリュウズ部の構造が特にポイントになります。

上図は構造の部品展開図です。

裏ぶた部は通常のOーRING方式でいけます。

ガラス部の構造が特に重要で潜水後の浮上時に内圧と外圧の差でガラスが外れない構造をとっています。

さらにガラス周りには1個のO-RINGと2個の高密度のプラスティックパッキンを採用しています。

ガラスは30気圧以上に耐える強度を確保しています。

2 トリチウムガス発光システム採用の究極の視認性

クラフツマンの開発で培った技術をこのダイバーモデルにも採用しました。

スイス,ベータマックス社のトリチウムガス管を文字板と針(時分針)に使用しスーパー蓄光〔アラビア文字など)との併用で薄暗いところから完全に真っ暗な環境でも確実に時刻を読み取れます。

A)

B)

写真のAは薄暗い状況、Bは真っ暗な状況での視認性のイメージです。Bの視認性は蓄光のように時間とともに消えずにそのまま継続します。

どんな状況でも時間が分かりますから究極の視認性と言えるでしょう。

3.複合材使用によるデザインと機能性向上

ケースは耐食性が高いSUS316Lをボディとベゼルに採用しベゼルには黒の超硬質IPめっきを外周に施し傷が付きにくくなっています。

直接肌に触れる裏ぶたにはアレルギー反応のないチタンを使用し同時に軽量化を狙っています。

チタン材は気温が下がる冬など冷たくならないので腕につけるときもやさしい金属です。

ブレスも316Lステンと強化樹脂との複合で軽量化とデザインでの精悍さを演出しています。

黒の強化樹脂のぎざぎざ模様はベゼル外周のラチェットや文字板の型うち模様とのデザイン調和を狙っています。

ケースにはベゼル部の6角ピンやリュウズ部のブラックねじなど加飾要素を取り入れ、ステンの質感とブラックの組み合わせが調和し全体にバランスの取れた形になっていると思います。

4.インパクトデザイン

ケースサイズも43mと大ぶりですが鮮度の高いデザイン、見た目のインパクトの大きいデザインとなっていると思います。

これまでのケンテックスの比較的保守的なデザインの流れから少し逸脱した新しい方向性を示す挑戦といってもいいでしょう。

いつも流行を追うつもりは無いのですが時代の流れに沿った新しい時計のデザインは必要だと考えています。

今年のバーゼルでは特に機能系のモデルに近未来を感じさせるモダンなデザインが多く見られましたがこのマリンマン3には新しい感覚を入れたいと思ってました。

ケースの大きさもさることながらこのデザインは日常の使用でもそれなりに人目を惹きつける個性とインパクトがあると思います。



Copyright(C) 2006 Kentex Co.,Ltd.

 

カレンダー


おすすめ商品


リンク

RSS