  2002年に仙台在住のパイロットの方から頂いたメールによってケンテックスが本格的なパイロットウォッチを開発したのがスカイマン4の始まりだった。
それは単なるデザインだけでなく本当にパイロットにとって納得できる細部の機能にまでこだわった精度の高い目盛りを持った腕時計の開発だった。 現役パイロットからの要望を取り入れながら実際に使い勝手の良い優れたパイロットウォッチといえる時計を開発するために社内でも多くの時間をかけてこのプロジェクトに向き合った。 こうして完成したのが2003年に発売された初期スカイマン4である。 このモデルの開発で一番難しかったのがベゼルと連動して回転するインナーリングつきのケース構造である。 インナーリングはガラスの内側、つまりケースの内側である。 これまでの常識では到底考えられない難しい構造である。 しかも防水性を確保しなければならない。しかしこれが成功すればいつまでも目盛りが劣化せずクリアーなスケールを維持することができる。これはパイロットからの要望であったしパイロットウォッチとしては原点ともいえる重要なものでありなんとしてもものにしたいポイントであった。 ケンテックスはあえてこの難題なテーマに挑戦しそして開発に成功することができた。 この構造は現在でも他社では真似のできない極めて製造が難しいケースである。 この開発ストーリーはホームページ内のスカイマンPRO7750に記されている。 現在ではこのスカイマン4がケンテックスの代表モデルとして多くの時計ファンやパイロットの方から高い支持を得ている。またこのモデルがベースとなり歴代のブルーインパルスや今度の新作となるワールドタイムなどの派生モデルが次々と生み出されている。 そして今ではすでにケンテックスの顔となっているスカイマン4だがそのDNAを受け継いで今回新たに開発されたのがスカイマンナビゲーションだ。 まずムーブが新しくなっている。これまでスカイマン4ではスイスISAのクロノムーブで30分計だったものが日本製の非常にハイスペックの信頼性の高いクロノムーブを採用した。 クロノムーブとして必要なセンタークロノ秒針のほかに6時側インダイアルが1/20秒計測で12時と9時のインダイアルがそれぞれ60分計、12時間計とより本格クロノ機能となっている。(ちなみにバルジュー7750とほぼ同じインダイアルの位置と機能となっている。) さらにアラームのON/OFF表示針(赤色針)があり7時側のボタン(赤ペイントつき)で簡単にセットできる。 6時位置のインダイアルは4時側のボタン操作で通常時刻秒針に切り替えられる。 文字板はこれまでのスカイマン4代々の人気モデルを参考に再アレンジしてブラック、ブラック/ホワイト、ブルー /ホワイト の三つの顔に集約している。 いづれもデザイン的にバランスよくまとまっている。 ブラックモデルにはケースベゼルに超硬質のIPブラック(イオンプレーティングめっき)処理を施し傷のつきにくい精悍で引き締まったブラックフェイスとなっている。 インデックスはスーパールミノバをのせた大き目のアラビア植え字で見やすい。回転リングの文字も読むことを意識したすっきりとした大きい文字となっており実際に手にとって見るとその視認性のよさに驚くはずだ。 ケースの厚みも搭載したムーブの違いによって若干薄くなっており、ベゼルを薄くできることでサイドからのルックスがさらにバランスの良いものになっている。 またこれまでガラスをぶつけてひびが入ってしまったとの声もいくつかあったためガラスのカーブ曲率を変更して出っ張りを抑えることでこの点の改善も図っている。もちろん両面カーブはそのまま確保しているので斜めからの文字の視認性のよさは従来どおり確保されている。 実際のパイロットからも高い評価を得ている。 まさに使い勝手の良い完成度の高いパイロットウォッチといっても過言ではない。 これだけの完成度で値段は据え置いているので非常にコストパフォーマンスの高い時計といえる。 他社では簡単に真似のできない構造であることからこれからも多くの時計ファンやパイロットから支持されていくケンテックスの顔となる作品となるだろう。 |