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last update 2008/10/12 19:31

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マリンマン3 スーパーダイブの解説

12月に新発売する予定のマリンマン3についてさらに詳細の説明をしたいと思います。

少し技術的な内容になるかと思いますが興味のある方は読み進んでください。

このモデルの特徴を以下にポイント別に述べます。

1.JIS300m潜水防水仕様

JIS規格では潜水防水を1種(空気潜水)と2種(飽和潜水)に分けて規定しています。1種はボンベで潜るもので200mまでの規定となっています。

実際には人間が潜れる限界はせいぜい100mでしょう。

2種の飽和潜水はヘリウムガスを人体に取り込んでから深海に潜水する職業潜水士向けのものですが一般の実用向けではないのでここでは省略します。

JIS1種では潜水用ダイバーウォッチとして以下の項目を規定しています。

1)判読性;いわゆる水中の暗いところでも30cmから時刻が読める視認性です。

2)耐磁性;ある程度の磁界に耐える性能が要求されます。

3)耐衝撃性;一般時計よりも強い衝撃に耐える性能が要求されます。

4)耐塩水性;海水での使用に耐える耐食性

5)水中作動性;規定の深度でも時計の作動に問題ないこと。

6)耐外圧性;簡単に壊れない頑丈さと耐圧度

7)加圧防水性;静圧での加圧テスト(呼称*1.25)をクリアーすること

8)耐浸漬性;水中での長時間浸漬に耐えること。

これらの項目をすべて満足しないと本来のJIS1種潜水防水とはいえません。

いわゆるダイバーウォッチというのは普通の時計よりもかなり強固なものであることが要求されるわけです。

ちなみにISO規定よりもJISのほうが若干厳しくなっています。

このほかにもベゼルの目盛りは60分割の読み取りができることも規定しています。

潜水用ケース構造

300m防水を実現するにはガラス部とリュウズ部の構造が特にポイントになります。

上図は構造の部品展開図です。

裏ぶた部は通常のOーRING方式でいけます。

ガラス部の構造が特に重要で潜水後の浮上時に内圧と外圧の差でガラスが外れない構造をとっています。

さらにガラス周りには1個のO-RINGと2個の高密度のプラスティックパッキンを採用しています。

ガラスは30気圧以上に耐える強度を確保しています。

2 トリチウムガス発光システム採用の究極の視認性

クラフツマンの開発で培った技術をこのダイバーモデルにも採用しました。

スイス,ベータマックス社のトリチウムガス管を文字板と針(時分針)に使用しスーパー蓄光〔アラビア文字など)との併用で薄暗いところから完全に真っ暗な環境でも確実に時刻を読み取れます。

A)

B)

写真のAは薄暗い状況、Bは真っ暗な状況での視認性のイメージです。Bの視認性は蓄光のように時間とともに消えずにそのまま継続します。

どんな状況でも時間が分かりますから究極の視認性と言えるでしょう。

3.複合材使用によるデザインと機能性向上

ケースは耐食性が高いSUS316Lをボディとベゼルに採用しベゼルには黒の超硬質IPめっきを外周に施し傷が付きにくくなっています。

直接肌に触れる裏ぶたにはアレルギー反応のないチタンを使用し同時に軽量化を狙っています。

チタン材は気温が下がる冬など冷たくならないので腕につけるときもやさしい金属です。

ブレスも316Lステンと強化樹脂との複合で軽量化とデザインでの精悍さを演出しています。

黒の強化樹脂のぎざぎざ模様はベゼル外周のラチェットや文字板の型うち模様とのデザイン調和を狙っています。

ケースにはベゼル部の6角ピンやリュウズ部のブラックねじなど加飾要素を取り入れ、ステンの質感とブラックの組み合わせが調和し全体にバランスの取れた形になっていると思います。

4.インパクトデザイン

ケースサイズも43mと大ぶりですが鮮度の高いデザイン、見た目のインパクトの大きいデザインとなっていると思います。

これまでのケンテックスの比較的保守的なデザインの流れから少し逸脱した新しい方向性を示す挑戦といってもいいでしょう。

いつも流行を追うつもりは無いのですが時代の流れに沿った新しい時計のデザインは必要だと考えています。

今年のバーゼルでは特に機能系のモデルに近未来を感じさせるモダンなデザインが多く見られましたがこのマリンマン3には新しい感覚を入れたいと思ってました。

ケースの大きさもさることながらこのデザインは日常の使用でもそれなりに人目を惹きつける個性とインパクトがあると思います。


その他ウォッチ紹介はこちらから>>

2008バーゼル発表 新作

今年のバーゼル発表新作をブログをチェックされている人に紹介します。

目玉は先にも紹介したケンテックス初となるマリンマンシリーズの300m本格潜水防水モデルです。

これまでは200m強化防水でしたがいよいよ300mに挑戦です。

本当に潜れる本格潜水時計を目指します。

エアースクーバでの300mですが耐磁、耐衝撃に加えて視認性もダイバーウォッチには要求されます。

ちなみに視認性の点ではクラフツマンで開発した高輝度自発光のトリチウムガス発光システムを採用します。

これによりどんな状態でも時間経過が読み取れる視認性を確保できます。

加えて耐外圧性いわゆる頑丈でなければ本格的なダイバーズウォッチとはいえません。

ただしケンテックスの場合はただ頑丈で無骨なだけではなくふだん使いでもしたくなるような先鋭的なデザインを目指します。

今回発表のモデルはすでに満足できるレベルになっていますがすがこれからさらに試行錯誤をくわえてまだ変化していくと思います。

ムーブは三針タイプ自動巻き(国産)とクロノ(クオーツ)を予定しています。

生産はまだ先になりますが年末から来年春にかけての販売になると思います。

まだ時間があるのでこのブログを読んでいる方のご意見を待っています。

特にダイビングファンや潜水を職業にしているプロの方たちからのご希望やコメントを歓迎しますのでよろしくお願いします。

次に昨年ケンテックス10周年を記念して開発発売したクラフツマンプロの復活版です。

昨年は僅かに100個限定のためこのブログで紹介した後に雑誌が出る前に予約で埋まってしまいました。

雑誌で初めてクラフツマンを知り購入希望の方が多かったのですが残念ながらご希望に添えませんでした。

ムーブメントの入手が極めて限られているため今回も88個という超少数限定となります。

前作との違いはトリチウムがグリーンからイエローに変わり夜間での発色がより目立ちます。

また秒針が中央から赤となり前作より鮮やかな雰囲気となります。同時にダイアルリングの秒目盛りも赤としました。

裏蓋の限定ナンバーも88個限定のNO.01/88〜となります。

ETA2824モデルはおそらくこれが最後になります。

私が本当に自信を持ってお勧めするケンテックスの歴史に残る逸品です。

これは6月初めごろからの発売となります。どうしても気になる方は早めの予約をしてください。

数が少ないため今回も早期に完売になると思われます。

社内でも欲しい人間が多いのですが私自身も絶対に一個は確保しておきたい時計です。

そしてクラフツマンのクロノ版(クオーツ)の登場です。

これはかなりシャープで精悍な顔に仕上がりました。

バンドもステンと黒の強化樹脂のコンビで時計の顔と良くマッチしています。

ダイアルには黒のカーボンを採用しました。

クロノ機能は20分の1秒計測(12時側)で6時側の2針が12時間と60分の計測ができます。

生産は同時進行しているのでこれは6月半ばからの発売となります。

クロノモデルは500個限定ですのでショップでの販売もできる数量です。

ぜひお店でもチェックしてください。


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待望のマリンマン3がついに登場です!

これまでマリンマンシリーズの新製品がなかなか出て来ませんでした。

が、それには分けがありました。

それは次にマリンマンを開発するときは本格的な300m潜水防水が出来なければやらないという私なりのこだわりがあったからです。

本格ダイバーモデルというのはデザインも含めて本質的に製造の負荷がかかり新製品の開発期間も長くなりがちです。

その結果これまでファンの方からの次のマリンマンの期待の声がありながらも長い間新製品は出せませんでした。

ここにきてやっと300m潜水防水の開発のめどが立ち、テスト結果も満足できるレベルになったので満を持して発売することにしました。

12月発売に向けて現在生産に入っていますがその概要をこのブログを見られた方に一足早くし紹介します。

防水仕様はJIS1種で規定する空気潜水防水で水深300m以上の耐圧性能をクリアーします。

もちろん安心して潜れます。

これまでの20気圧防水構造とは違う新構造をとっています。

一般構造では潜水後の浮上時にガラスが外れる事故が起こることがありますがこの構造ではガラス外れのない構造を採用しています。

ケースはSUS316Lステンレスでベルトはステンと黒の強化樹脂の駒を取り入れデザイン的にも斬新です。

43ミリの大ぶりケースと重厚感が周囲を圧倒する大迫力!です。

ただしビッグサイズであっても腕へのフィット性はもちろん考慮しています。

裏ブタには軽くて丈夫、しかも腐食にも強くアレルギー性のないチタンを採用することで同時に少しでも軽量化を図りました。

ダイバーだから重くてよいとい発想ではありません。

デザインはご覧のとおりこれまでのケンテックスの殻を打ち破ったかのような思い切った斬新でシャープなモデルとなっています。

回転ベゼルには6箇所の星型の加飾ピンを打ち込み、大きめなアラビア文字の内側に60分割の分刻みが入っています。

ベゼル外周には黒IPをかけた大き目のラチェットが入りベゼルの回転がスムースに出来ます。

そしてやはりこのモデルのデザインポイントはケース3時側のラウンドされたリュウズガイドにあると思います。

この特徴的なリュウズガイドが一見してケンテックスのマリンマン スーパーダイブであることを見る人に印象付けるはずです。

さらに文字板と針にクラフツマンで採用した技術のトリチウムガス発光システムを採用、いつ何時でも時刻が分かる究極の視認性ははずしていません。

文字板の型打ちによる彫りの深いパターンもケース、バンドを含めた全体のバランスのなかによくマッチしたデザインとなっています。

ムーブは信頼できる日本製の自動巻きを搭載します。

これだけのスペックでありながらかなりコストパフォーマンスの高い価格設定にすることができるのは日本製のリーズナブルなムーブ価格によるものです。

スペックや性能的に判断すればスイスムーブ搭載した場合に比べかなり割安でお買い得モデルといえるでしょう。

発売は今のところ12月からを予定しています。

300本の限定品です、

ケースバックには001/300からの限定NOがつきます。

次回にこのモデルのさらなる詳細について紹介します。

乞うご期待!


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