国産時計メーカーKENTEXが創るMOTO-R(モトアール)は、これまでなかった、バイクライダーのために設計・開発されたスポーツウォッチです。
ライダー目線での高い実用性と、メカニカルで素材感溢れるスポーティーなデザインで、バイクライフをより楽しく豊かにする事をコンセプトに、これまで無かったメイドインジャパンの”ライダーウォッチ”が誕生しました。
時計には、その道のプロフェッショナル達が愛用する特殊仕様のものがあります。
プロダイバーが水中で使用する高圧防水性能のダイバーウオッチ、コックピット内の強い磁気にも耐えられるパイロットウオッチ…
様々な活動シーンの中で携帯電話やスマートフォンに頼れない環境があるからこそ、プロフェッショナル達には確かな実用性のアナログ時計が必要なのです。
MOTO-Rは、徹底的なライダー目線からこれまでの腕時計の設計常識を見直し、二輪ライダーにとって理想的な実用性と、バイクライフにマッチするスポーティーな格好良さを両立した、“ライダーウォッチ”という新しいバイクギアをご提案します。
バイクライダーの実使用に焦点を当てた、機能的なデザイン
二輪ライダーが腕時計を着ける際に、最も重要なことは腕元の装用性です。
一般的な腕時計は、リューズやボタンが3時位置に付いているため、バイクのハンドル操作時にボタン類が手首にたり、腕の稼動を妨げることがありました。
MOTO-Rの開発では、腕時計のパーツレイアウトをゼロから見直し、通常とは逆側の9時位置にボタン類を配置することで、手首のハンドル操作を妨げないストレスフリーな外装コンセプトが誕生しました。
時刻調整や、時間計測を行うリューズやプッシャーと呼ばれる機能パーツには、グローブをしていても操作がしやすいよう、通常よりも大きめのラウンド型パーツを採用し、滑り止めとしてバイクのバックステップから着想を得た、細かなダイヤパターンが刻まれています。
タフな使用にも耐えうる、選び抜かれた外装素材
ケースボディは、汗や酸に強い、医療グレードの高耐蝕ステンレスSUS316L材をベースに、軽量化のための強化ラバーと、12角形のメタルベゼルによる3層サンドイッチ構造で、異素材が融合した機能的で躍動感溢れるハイブリッドデザインとなっています。
ベゼルにはブレーキディスクを思わせる精密なエッチングパターン(3針モデル)と、速度計算が可能なタキメーター目盛り(クロノグラフモデル)が刻印され、ライダーウォッチに相応しいスポーティーで精悍な外装デザインが完成しました。
トップガラスは、ダイヤモンドに次ぐ硬さのサファイヤガラスに無反射コーティングを施す本格仕様で、傷つかず、反射を抑えることで、常にクリアな視認性を確保します。
さらに防水性は10気圧防水仕様で、走行中の突然の雨でも安心の防水設計となっています。
生産はあくまでMade in Japanにこだわり、ハードなデイリーユースにも安心して使用できる、確かな品質をご提供いたします。
衝撃感知・補正機能を搭載した、新設計ムーブメント
一般的に腕時計は、長時間の振動や衝撃に弱く、時間ずれや故障の原因となることがあります。実際に多くのライダーがこの不便を感じたことがあり、内部の機械(ムーブメント)から、その課題を克服することがMOTO-R開発の重要ポイントでもありました。
そこで着目したのが、振動・衝撃を感知して補正する、“ショックディテクションIC”を搭載した、新設計のムーブメントでした。
振動・衝撃を感知して電流量を調整するICセンサーが、振動・衝撃発生時に、歯車の動力源となるステップモーターの動きを制御することで、歯車の動きが調整され、強い衝撃でも針飛びが抑制されます。これにより、時計内部から耐振性・耐衝撃性能が格段にアップしました。
ライダーウォッチに相応しいこの“ショックディテクション”(衝撃感知)システムは、その機能と自信の証として、時計の文字盤にも印字されています。
機能的で素材感あるれるフェイスデザイン
文字盤には、バイクパーツにも使用される軽量で丈夫なウェットカーボンを採用しました。ファイバーの編み込み粗さは、時計の視認性を妨げないよう、通常よりも細かくするなど、時計専用にカスタマイズされています。
見やすさを追求したインデックスは、大きなアラビア書体を採用。針は先端に向けてテーパー形状を施し、瞬時の判読性が向上するよう全面に目立つカラーリングが施されています。
インデックスと針には強蓄光が塗布され、トンネルや夜間走行時の視認性も強力にサポートします。
赤と黄色のラインが入ったクロノグラフのインダイヤルは、タコメーターをモチーフにデザインされ、随所にまでバイクの世界観溢れるこだわりのディテールデザインとなっています。
シーンに併せて交換可能尾な専用ベルト
ベルトは、汗にも強く、長時間着けても肌への負担が少ないソフトラバー材をベースに、表側にパッド入りパンチングレザーを縫いつける2層構造となっています。
スポーティーで立体感溢れるベルトは、まるでレーシングスーツを腕にまとっている様な装いで、ツーリングに高揚感と楽しさをもたらしてくれます。
さらに、ライダースーツの袖口が気になる方のために、ライダースーツの上からでも簡単に装着できる、ベルクロ式のバリスティックナイロンベルトも開発しました。バリスティックナイロンは、防弾チョッキにも使用される強靭な素材で、抜群の耐久性を持っています。
ベルト本体は、ミニ六角レンチで簡単に交換ができる構造で、バイクと同じように自身でカスタムを楽しむことができます。
こだわりの詰まった裏蓋デザイン
時計の裏蓋には、オーナーがメンテナンス時に困ることがないよう、時計の全スペックが詳細に刻印されています。また、センターにはバイクの給油口をモチーフとしたデザインがあしらわれ、バイクの一部のようにMOTO-Rを愛用していただきたいという、開発者の願いが込められました。
機能で選べるフェイスデザインと、豊富なカラーバリエーション
フェイスデザインは、各々のバイクライフに合せてお選びいただけるよう、シンプルで視認性が高い3針モデルと、よりスポーティーで時間計測機能のついたクロノグラフモデルの2種類をご用意しました。
カラーは、国産バイクメーカーのシンボルカラーにならった、レッド、ブルー、グリーンの3種類をご用意しました。
3針モデルは、ボディにPVD処理を施したオールブラックバージョンも製作し、好みや自身のバイクにも併せてお選びいただけるよう豊富なカラーバリエーションとしています。
3針モデル<シルバー>
3針モデル<ブラック>
クロノグラフモデル<シルバー>
クロノグラフモデル<ブラック>
交換用バリスティックナイロンベルト
MOTO-Rプロジェクトを立ち上げたきっかけ
少数ながら、一部のバイクファンにも親しまれる存在であった私たちケンテックスにとって、バイクはいつも身近な存在であり、いつか2輪ライダーへ向けた専用のプロウォッチを開発したいと思い続けてきました。
2016年から始動したこのプロジェクトは、次第にバイク業界の著名な関係者を巻き込む形で製品開発チームが発足し、本格的な製品開発がスタートしました。
2017年からは、ダートトラックライダー#70大森選手の活動サポートや、全日本ロードレース選手権への協賛を通して、プロライダーや多くのバイク愛好家のリアルな声に耳を傾けながら開発が進められていきました。
製品化後の販売については、これまでのような一般の時計店ではなく、バイク用品店だけで製品のお取り扱いを頂く予定となっています。
そんな、型破りな流通方法の裏には、MOTO-Rを腕時計としてだけでなく、2輪ライフを豊かにしてくれる“バイクギア”として愛用頂きたいという、私たちの強い願いがこめられています。
製品開発ストーリーの詳細は、KENTEXオフィシャルサイトよりご覧いただけます↓
https://www.kentex-jp.com/new_product/moto-r1st/
メディアにも注目!「週刊バイクTV」にてMOTO-Rが特集されました。
KENTEXが手がけるライダーウォッチ“MOTO-R”の開発プロジェクトが、千葉テレビ系「週間バイクTV」にて特集されました。これまで無かった新しいバイクギアとして、メディアにも注目されています!
製品仕様
MOTO-R |
3針モデル |
クロノグラフモデル |
ケース |
Φ42mm SUS316Lステンレススティール |
厚み |
12.4mm |
重量 |
ラバーベルト装着時:122g
ナイロンベルト装着時:112g
|
ラバーベルト装着時:130g
ナイロンベルト装着時:120g
|
ムーブメント |
日本製3針デイトクオーツ(ショックディテクション機能搭載) |
日本製クロノグラフクオーツ(ショックディテクション機能搭載) |
精度 |
月差±20秒 |
バンド |
ラバーベルト+パンチングレザー2層バンド |
バンド幅 |
24mm(取り付け部分:18㎜) |
ガラス |
サファイアクリスタル(片面無反射コーティング) |
ダイヤル |
ウェットカーボン、強蓄光インデックス |
針 |
先細テーパード針+強蓄光 |
防水性能 |
10気圧防水 |
ボックス |
専用化粧箱 |
製造 |
日本製 |
製品保証 |
2年間(保証規定内の自然故障の場合) |
KENTEX社とは
1994年腕時計のOEMメーカーとして誕生、1998年より自社ブランドKENTEXを始動。
2001年、陸・海・空の各シーンでプロユーズに応える本格スポーツラインを確立。
2005年、防衛省協力の下、「防衛省自衛隊時計」の生産を開始。
2006年、複雑機械式時計「トゥールビヨン」の生産に日本メーカーとして初めて成功。
2009年、航空自衛隊のアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」の結成50周年を記念した限定モデルを開発。
2012年、国際規格ISO6425に準拠した200M潜水防水のプロダイビングウォッチを開発。
2016年、東京秋葉原に自社ブランドのブティックをオープン。
開発者の思い
はじめまして、ケンテックス2代目代表の橋本直樹です。
私たちは来年で創業30年を迎える、今では数少ない純国産の腕時計メーカーです。
創業以来変わらぬ徹底した実用志向で、これまでに多くのプロ用特殊ウォッチを手がけてきましたが、その技術と高い信頼性は、2005年から始まった防衛省自衛隊時計の生産へと結実しています。この自衛隊時計は、任務でも着用できるものとして、防衛省共済組合契約商品にもなっており、全国100を超える各基地、駐屯地にて販売されています。
不器用なまでのこだわりと、職人魂から生み出される私たちの腕時計は、これまで少数ながら一部のバイクファンにも親しまれる存在でした。
兼ねてから、いつか2輪ライダーに向けた専用の腕時計を開発したいと思い続けてきましたが、2016年から始まったプロジェクトは、次第にバイク業界からも応援をいただく形で、プロライダーや著名なバイク愛好家も巻き込みながら商品開発が進み、構想から2年の歳月を経て、ようやく形にすることができました。
バイクは時に危険を伴う乗り物です。それでもなお人を惹きつけてやまないのは、そこに「哲学と生き方」が存在しているからに他なりません。
そんな、私たち時計職人と同じような“こだわり”を感じるバイクライダー達を、本気で応援したいと思ったのが、MOTO-R開発の原点でもありました。
すべてのライダーのバイクライフがより豊かに、充実したものとなるように、これまで誰も手がけてこなかった「ライダーウォッチ」という新しいバイクギアをご提案いたします。
FAQ
電池寿命はどのくらいですか?
約2年間です。
ただし生産時はモニター電池を使用しているため、少し短い場合があります。
電池が切れてしまったら?
もちろん、KENTEXで承りますが、お近くの時計修理店で交換対応が可能です。
※時計修理店での電池交換がお受けできるかは修理店側での判断にお任せしております。
交換用ベルトは自分でつけられますか?
ご自身でも交換可能です。
もちろん、KENTEXでもお受けいたします。
10気圧の防水とはどれくらいですか?
日常生活で安心してご使用いただけます。
プールなどでのご使用はお控えください。
タキメーターの使い方は?
タキメーター機能は1kmを何秒で走行したかの平均時速を求める事が出来る機能です。
1.Bボタン(8時位置)を押し、秒針をスタートさせます。
2.バイクが1㎞通過したところでもう一度同じボタンを押します。
クロノグラフ秒針が指しているベゼル上の数字が走った距離の平均速度です。
Aボタン(10時位置)がリセットボタンとなります。
■時計のアフターケア
株式会社ケンテックスジャパン
〒110-0005
東京都台東区上野5-5-8 IMIビル2F
TEL:03-5846-0811
FAX:03-5846-0812
営業時間:AM10:00 ~ PM7:00
※日曜日、祝日は休みです。