航空救難団専用モデル 製品化へ向けて、新たな挑戦
2017.7.22 UP

これまで3回にわたり、JASDF 航空救難団専用時計の開発背景や、その時計の仕様について詳しく説明してまいりました。自衛隊ファンであっても、航空救難団という救難専任部隊の存在を知る人は少なかったのではないでしょうか。

KENTEXはこの10年来、数々の自衛隊時計の開発に携わってきました。
これまでに製品化された商品は、防衛省本部契約商品として省内共済組合でも取り扱われ、多くの隊員たちの任務を支えてきました。

今回「航空救難団」専用モデルの開発に挑むことは弊社にとっても大きな挑戦です。
それは、部隊知名度が決して高くないことに加えて、部隊そのものが志願性であり、また、厳しい選抜試験を合格した者だけで構成されるがゆえ、その隊員数が全国11基地にわずか100名ほどしかいないからです。
それはつまり、開発対象がとても“ニッチ”であるということです。

メーカーとして、需要が多くないと分かっている領域に焦点を当てることは、通常の市場論理からすると正しくないかもしれません。

一般需要ありきの商品開発だけではなく、日本で初めてのレスキュー専用時計を開発することも、メーカー本来の大事な役割なのではないか。

-なんとかして製品化を実現させたい-

開発チームの信念は揺らぎませんでした。
手探りで考えた一つの方策が、クラウドファンディングを活用することでした。
クラウドファンディングとは、「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題をこんなふうに解決したい」というアイデアやプロジェクトを持つ起案者が、インターネットを通じて世の中に呼びかけ、賛同する支援者から資金を調達する方法のことを言います。
昨今では、モノづくりの新しいカタチとして注目されています。

今回弊社は、この企画に賛同をいただいたANA Wonderfly様のご協力により、同サイト内のクラウドファンディングにて製品化プロジェクトを立ち上げることとなりました。

『航空自衛隊 航空救難団専用の腕時計を!』と題したこのプロジェクトは、7月27日よりスタートし、75日間の期間内に設定された目標金額の支援を募ることができれば、この商品が製品化され、世に誕生することになります。

製品化が実現した場合、防衛省共済組合での販売の後、一部を一般販売いたします。
その際の販売価格は60,000円(税込み64,800円)を予定しています。

なおクラウドファンディングにてご支援を頂ける方への先行ご予約特典として、「航空救難団専用モデル」時計本体+αの特別なサービスを盛り込んだ、魅力的なリターンをご用意しております。
本プロジェクトだけの特別な特典であり、数に限りがあるリターンもありますので、7月27日になりましたら、ぜひ、ANA Wonderflyプロジェクトページをご覧ください。

製品化に向け、開発チーム一同皆様のご支援を心よりお待ちしております!

 

※プロジェクトページの公開は7月27日です。